推進力を持つ
一元化窓口として
大阪大学と社会の共創活動を
支えます

機構長(総長)
西尾 章治郎

大阪大学の源流は、18世紀の大坂商人たちが自発的に開いた学び舎である「懐徳堂」、19世紀に西洋の学問を志した若者が藩の枠を超えて集まった「適塾」に求めることができます。そして大阪帝国大学は、地元政財界による援助はもとより、市民の熱い要請によって誕生しました。本学は、まさに社会の要請に応え、社会の支援によって創設された大学です。2031年の創立100周年を視野に、今こそその原点に立ち戻り、「University in Society, University for Society」の精神のもと、学内外をつなぐ中核組織として「共創機構」を今年1月、立ち上げました。

「共創(Co-creation)」とは、社会と「共に価値を創造する」ことを目指す理念です。企業、自治体、各種団体、地域社会、他大学、そして広く市民の皆さまなど多様な担い手との「共創」によって、新たな知の創出、人材育成、イノベーションの創出に尽くしてまいります。

本学ではこれまでも、世界に誇る卓越した研究成果と国内外の産業界との連携をミッションとする「産学共創本部」、産学官のみならず広く市民社会などとも交流を図る「社学共創本部」、そして基金や卒業生とのネットワークを管轄する「渉外本部」という三つの組織が中心となって、活動を展開してまいりました。人間・社会・自然が高度に絡む深刻な課題が山積する現代社会において、こうした社会課題の解決のためには、大学が全ての垣根を取り払い、一体となって立ち向かう必要があります。その核となるのが共創機構であります。共創機構は、三つの本部組織を統括し、社会との接合点となります。

これまで学外、特に産業界との関わりは、企業の要請に基づいて共同研究する「企業提案型」、大学の基礎研究に支援を求める「大学主導型」に依っていました。今後はこれらに加え、大学と学外機関とが協働してニーズを探り、シーズを活かし、連携を強めていく「共創型」も進めていきます。その対象も、国内外の企業にとどまらず、国・自治体や経済団体、NPOや市民、国際機関や他大学など社会全体に門戸を広げていきます。そして、社会と大学が有する「知」「人材」「資金」の好循環を実現することにより、社会とともに発展してまいります。

このホームページも、一新いたしました。皆さまとの一元化窓口となる共創機構について、より一層知っていただけるよう、活動内容などを詳しくご紹介しております。さまざまなご要望、ご意見などをいただければ幸いです。

共創機構は、大阪大学の活動、使命達成のためのエンジンとなります。社会との連携を積極的に推進し、研究力と教育力をさらに卓越したものとすることで、社会変革に貢献する世界屈指のイノベーティブな大学を目指します。

共創(Co-Creation)

概要

組織

副機構長
小川 哲生
産学共創本部長
八木 康史
社学共創本部長
永田 靖
渉外本部長
吉川 秀樹

産学共創本部

全国に先駆け「共同研究講座」や「協働研究所」を設置し、「官民イノベーション」も積極的に進めてきた実績をもとに、革新的な共創イノベーションの創出を目指します。社学共創本部や渉外本部との有機的な連携を図り、さらなる研究シーズの発掘、イノベーション人材の育成、知的財産の管理・運用、研究拠点の形成、グローバルな産学連携などを進め、イノベーションを軸とした「共創型連携」を実現していきます。

社学共創本部

大学に社会の声をいっそう反映させ、社会への貢献をさらに加速させるべく、従来の「21世紀懐徳堂」「総合学術博物館」「適塾記念センター」「アーカイブズ」という4組織から生まれた組織です。
大学を「知の社交空間」として、産学官のみならず広く市民社会に開き、様々なステークホルダーの交流を促進します。大学人の専門知と社会の「新たな統合」により、地域社会やグローバル社会の心豊かな発展に貢献していきます。

渉外本部

本学自主財源の確保を目的とした「大阪大学未来基金」の活動実績を基盤とした組織で、本学における更なる基金の獲得、拡充に向け、一体的でより機動的、効果的な活動を目指しています。
すなわち、「知・人材・資金の好循環」によって、社会と大学が共創によるイノベーションを創出し、本学の教育研究の全学的かつ戦略的な推進に貢献していきます。